犬に寄生するダニ・マダニについて

犬に寄生するダニ・マダニについて

このページでは、ダニの生態や駆除方法、寄生された際の症状などをご紹介します。

ダニは小さいながらも恐ろしい生き物で、愛犬にさまざまな病気を引き起こします。
マダニであれば人に感染する細菌を持っている場合があるため、非常に危険です。

ダニやマダニの生態を知ることで、愛犬をダニから守りましょう。

犬に寄生するダニ

ダニ

ダニ

ダニの生態

外だけでなく、家の中など様々な場所に生息しています。
布団、カーペット、綿ボコリなどに生息し、掃除を怠ればどんどん増えます。

家にいるダニはもともと、外のネズミの巣や鳥の巣から来たとされています。
外では、動物はもちろん、草むらや茂みなどさまざまな場所に生息しています。

ダニは気温が13度以上あれば活動できる生き物です。

そのため冬は卵の状態で過ごし、春にふ化して夏と秋にかけて繁殖します。

ただし家の中であれば暖房などの影響で、常にダニの快適な温度で過ごせるため、死ぬことなく年中活動を続けます。

ダニに寄生されるとどうなる?

寄生するタイプのダニは、寄生主に対してさまざまな症状や病気を発症させます。

主な症状や病気は下記になります。

ダニの駆除・予防方法

ダニは熱に弱い生き物です。

55度以上で退治できるので、熱を利用して駆除をおこないます。
また、駆除薬やキライな臭いもあるのでうまく利用しましょう。

【駆除方法】

・医薬品で駆除

ダニを駆除する飲み薬、注射薬、付け薬、シャンプー

・布団類はコインランドリーの高温乾燥機を使う

布団はコインランドリーの高温乾燥機がおすすめで、一回で中にいるダニまで一気に退治できます。
乾燥器にかけたら、掃除機で死骸を吸い取ります。

・カーペットやソファはスチームアイロンを使う

カーペットやソファは、濡らした雑巾をカーペットなどに置き、その上からスチームアイロンをあててしっかりと熱を通します。熱した後には死骸だらけなので、掃除機掛けを忘れないようにしましょう。

・バルサンやスプレータイプの駆除薬を使用

部屋ごとできるタイプから、スプレーで気になるところにかけるだけで駆除ができるものもあります。
用途別に使用するといいでしょう。

【予防方法】

ダニをすべて退治するのは難しく、駆除後に予防して増やさないことが大事です。

・掃除や換気をしてホコリをためない

ダニはホコリやフケなどを食べるので、常に部屋をキレイにして、良く換気をしましょう。

・布団などは干す、掃除機で吸うなどして清潔にする

布団を干すだけではダニは死にませんが、干す、掃除機で吸うなど、フケやホコリをキレイにして、滞在させないようにしましょう。

・ダニのキライな臭いで寄せ付けないようにする

ダニはアロマでも予防ができ、シトロネロール、シトラール、ネロールという精油成分が使用されているものが有効です。
主にレモン、レモングラス、ローズウッド、純正ラベンダー、ペパーミントです。
その他、市販されているダニよけスプレーやダニよけシートなども有効です。

マダニ

マダニ

マダニの生態

草むらなどに生息し、生き物の二酸化炭素、振動、体温を感知し、生き物が近くを通る時に飛びついて寄生します。
十分な血液を得ると、成長するために一度落下して脱皮します。

寄生→吸血→落下→成長→寄生

というサイクルを繰り返して幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長します。

成ダニのメスは十分に血を吸った後で落下し、卵を産みます。

マダニに寄生されるとどうなる?

マダニに噛まれるとアレルギー性皮膚炎、貧血、ダニ麻痺症などの症状が起こります。
また、さまざまな病原菌を保有していることがあり、感染症を発症させる場合があります。

マダニの駆除・予防方法

マダニは体長が3〜8mmほどあり、血を吸えば10倍ほどに膨れるので肉眼で確認できるほどの大きさになります。

愛犬に付いているのを見つけたらすぐに取りたくなりますが、無理に取ろうとすると、頭が取れて残り皮膚に残り化膿する原因になります。

自己判断は危険ですので、必ず動物病院へ連れて行ってあげてください。

予防方法としては、マダニをつけないことです。 愛犬には予防薬を投与し、お散歩の際は飼い主さん自身も衣類にマダニが付かないように注意しましょう。

人間にも感染する可能性がある!

マダニが媒介する感染症は、人間にも感染する可能性があります。

【ライム病】

・症状

噛まれた部分から徐々に赤い斑点が広がる、筋肉痛、関節痛、発熱、リンパ節腫脹、頭痛、インフルエンサの様な症状がでます。症状は噛まれて数日~数週間で早期(限局期)→4週間後で早期(播種期)→数か月~数年後で晩期と症状が重くなります。

・原因

ボレリア菌を保有している鳥やネズミの血を吸ったマダニが、犬や人の血を吸うことで感染します。

・潜伏期間

数日~数週間

・治療法

抗菌薬による治療

・犬の症状

食欲不振、発熱、関節炎、全身性痙攣など

・その他

アヴリル・ラヴィーンはライム病にかかり、5か月に渡り、寝たきり状態だったことを公表している。

【日本紅斑熱】

・主な症状

39~40度の高熱、倦怠感、頭痛、発疹、寒気が出ます。
感染症発症動向調査:2007~2016年の間に報告された1765例のうちの死亡例は16例

・原因

菌を保有しているマダニに噛まれて発症します。
人から人へ感染することはありません。

・潜伏期間

2~8日

・治療法

テトラサイクリン系抗菌薬

・犬の症状

無自覚

【SFTS(重症熱性血小板減少症候群)】

症状

発熱、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血がでます。
致死率は6~30%

・原因

SFTSウィルスを保有しているマダニに噛まれて発症します。
また、SFTSを発症した患者の体液、血液に触れることで発症します。

・潜伏期間

6~14日

・治療法

現在SFTS自体の治療法は確立されてないので、対症療法による治療がおこなわれます。

・犬の症状

ほとんどの場合無症状ですが、発熱、食欲消失、血小板減少、白血球減少症など稀に見られます。

まとめ

まとめ

大切なペットを怖い寄生虫から守ることができるのは飼い主さんしかいません。
ダニ・マダニ対策は忘れず行いましょう。

毎日のスキンシップの一環として、大切なペットにダニやマダニなどが寄生してないかチェックしてあげてください。
まずは手始めに今からできるダニ対策としてお部屋の掃除から始めてみてはいかがでしょうか。